マミコのひとりごと。

面白かった本をご紹介致します

真梨幸子の作品

 真梨幸子の作品は、どれも後味が悪く爽やかとは言えない作品ばかり。

 でも一度読み始めると先を読まずにはいられない 不思議な魅力を持っています。

 それがイヤミスの女王と言われる所以なのかもしれません。

 これまでに、弧中症 殺人鬼フジコの衝動 深く深く砂に埋めて 女ともだち

えんじ色心中 人生相談  みんな邪魔 他たくさんの作品を読みましたが、どれも

グロかったりかったり、なんか気持ち悪かったりするのですが、それでもついつい読んで次回作を買ってしまいます。

特に 殺人鬼フジコの衝動 と みんな邪魔 は、読み出したら止まりせんでした。

 今回また新たに、 5人のジュンコ と 私が失敗した理由は を読みました。

 ジュンコという同じ名前故か、初めはちょっとしたつながりから、彼女たちは、次々と悪意の渦に巻き込まれていく。(5人のジュンコ)

 失敗したくないと願い続けながら、成功できていない落合美緒。ある夜、コンビニで勤務先の同僚と出会うが、翌々日出勤するとその同僚は、隣人一家4人を殺害した容疑で連行されていた。(私が失敗した理由は)

 他人の不幸を喜びたくなる,人間の意地悪い本質が見えるからでしょうか、嫌だなと思いながらも分かってしまう。そんな作品が多いのが真梨幸子ですね。