マミコのひとりごと。

面白かった本をご紹介致します

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

貫井徳郎 乱反射

誰もが心当たりのあるようなちょっとした罪。このくらいなら、まあいいか と思ってしまうような怠慢やマナー違反。 その小さな罪の連鎖が引き起こしたのは、二歳の幼児の死に繋がる不幸な事故だった。 しかしそれは、本当に事故といえるのだろうか? ある地…

貫井徳郎 微笑む人 

貫井徳郎という人を今まで知らなかったのですが、本屋の平台で見つけて面白そうだったので読んでみることにしました。 今 フジテレビの大人のドドラでやっている 犯罪症候群 の作者です。 エリート銀行員である仁藤俊美が妻子を殺害して逮捕された。なんとそ…

中山七里 ワルツを踊ろう

五分の四までは、全然ミステリらしくないのに最後にミステリになる、凄い小説だと思いました。 外資系金融会社に勤め、エリートコースを歩んでいた溝端了衛は、リーマンショックによる業績悪化でリストラされ、40歳に近い年齢が災いして再就職もできず、父親…

東野圭吾 素敵な日本人 クスノキの番人

久しぶりに東野圭吾の新作を読みました。 素敵な日本人 は、四季折々の行事を題材にした4編と、異色のミステリ5編からなる 短編集です。 ちょっと不気味だったり、執念を感じさせる怖い作品だったり、間が抜けていて笑ってしまったり、逆に何かほのぼのとさ…