マミコのひとりごと。

面白かった本をご紹介致します

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

柚月裕子の作品

柚月裕子の 孤老の血 を読んだ時、非常に男性的な作品だと思いました。 舞台となるのは、昭和63年の 呉をモデルにした広島県 呉原市。 主人公は、日岡秀一巡査。その上司は、大上省吾巡査部長で、県警トップの警察表彰 の数を誇る敏腕刑事ながら、暴力団との…

訂正

先日 孤宿の人 について書いた時、讃岐の丸美藩と書いてしまいましたが、 丸海藩の間違いでした。 また、井上家の娘の名前を琴と書いてしまいましたが、琴江でした。 ごめんなさい。

宮部みゆき時代小説

先日 宮部みゆきの現代ものについて話しましたが、今回は、時代小説について 書いてみたいと思います。 宮部みゆきは、時代劇も大変面白く、第13回吉川英治文学新人賞を受賞した 本所深川ふしぎ草子 かまいたち 幻色江戸ごよみ 初ものがたり 堪忍箱 あやし …

宮部みゆきの作品

前にもお話しましたが、私は、宮部みゆきのファンです。いえ ファンだったと 言った方がいいかもしれません。 1980年代の後半から90年代 2000年代中頃までの宮部みゆきの作品は、何を読んでも面白かった。 1991年 龍は眠る で直木賞候補になり、本所深川ふし…

池井戸潤 陸王 ノーサイドゲーム

いつも思うことなのですが、原作を超える映画やドラマは、なかなかありません。 映画では、2~3時間という短い時間に長い小説をまとめるのが難しく、どおしても 大事なところが省かれたり、丁寧に描かれていない。 連続ドラマの方が比較的分かりやすく、原作…

冲方丁 12人の死にたい子供たち

冲方丁の 12人の死にたい子供たち の映画がテレビで放映されました。 なんらかの悩みを抱えた少年 少女が、安楽死をするために廃業している病院に 集まり、結局生きることに意義を見つけて皆死なずに帰って行く という まあそれだけの話です。本当に深刻な悩…