中島らも しりとり えっせい
本棚でずっと昔に買った中島らも のエッセイを見つけました。
しりとり→リトマス試験紙→白雪姫→メタモルフォーゼ→ぜいたく というふうに
しりとりをしながら、思いついたまま、いろん知識や逸話を披露していくというエッセイ。何ということはないのですが、これを読んで思ったのは、「中島らも って 結構博学なのね!」ということです。
沢山の本を読んでいるし、きっと好奇心多勢なのでしょう。様々な場所でいろいろな人から、多くの知識を吸収していたんですね。
このエッセイが、いかにも 中島らも らしいのは、真面目な感じで、この言葉の語源はここから来たのである と書いてあるので、「ああ なるほど、そうなのか」と思っていると「嘘である」と書いてあったりして、「何なんだ?これは!」となるわけです。
でも憎めない!笑ってしまう!これが 中島らも の魅力です。
そんな彼も52歳の時に、飲食店の階段から転落し、脳挫傷をおこして帰らぬ人になってしまいました。
ほとんどアル中のハチャメチャな人生。でも何でもやりたいことをやり、多くの友人やファンに愛されたのですから、幸せな人生だったのかもしれません。